メンマになる竹【麻竹】

麻竹とは東南アジア原産の竹で、メンマの加工に適した麻竹は北緯23度±3度の地域の物が良いとされています。

気候は温暖で乾季の朝晩は冷え込み、乾季から雨季は一気に気温が上がる亜熱帯気候、雨季の日中の気温は35℃以上に上がり高温多湿の日が長く続く地域。

このような地域では平地でも麻竹を見かける事がありますが、メンマに適した麻竹は浅い山間部の水はけのよい斜面に生えていて、これを収穫し加工します。

麻竹の特徴は葉が大きく、株は放射状に殖える生え方をします。葉はチマキなどにも利用されるほど大きい葉です。

収穫する麻竹は雨季に入り麻竹が1m~1.5mほどに伸びた物を根元から伐採し収穫します。麻竹の育成期に山に入ると夜中から朝方にかけて竹林では「パンッ」や「パリッ」といった麻竹が伸びる音が度々聞こえてきます。伸び始めると非常に成長が速く一晩で数十cm伸びる事も珍しくありません。

メンマに加工する麻竹は手当たり次第、伐採収穫するのではなく1m~1.5mに伸びた新しい麻竹を秋口まで収穫した後、放射状に生えている株の中から2、3年経った物を伐採し間引きし、伸びすぎた若い竹や1年目の太く元気な物を1~2本残し株の周辺に有機肥料を肥やし光合成と根の育成を促して翌年の豊作に備えます。この一連の作業が麻竹の管理に結び、年々収穫できる麻竹が太くなりメンマの加工に適した麻竹となるのです。

過去、日本のラーメンブームなどでメンマのニーズが高まり、生産量の少ない台湾から中国広東省の生産へと徐々にシフトしてきました。主に台湾のメンマ業者が生産地を広め十分なメンマを生産する事が可能となりました。

日本では以前ほどラーメンのブームは落ち着いてはきましたが、世界のラーメンブームと中国では麻竹を食べるようになった習慣などの要因もありメンマに加工する麻竹の収穫量が追い付かず、毎年恒例かの如く原料の価格高騰が続いています。

現在、中国国内でメンマ用の麻竹が収穫されている地域は広東省、福建省、広西省、雲南省などで、そのほとんどが広東省で収穫されています。

メンマは収穫した後、皮を剥いで裁断し1時間以上茹で上げ、さらに30日以上発酵させ、天日乾燥させるという工程を経ています。発酵まではほとんどが現地の農家が行っています。昨今の中国で麻竹を食べる習慣と経済発展で農家もメンマ加工工程を行わず収穫した麻竹をすぐに中国国内に出荷する事や、麻竹よりも利益の多い野菜や果物に生産をシフトする農家も増え、収穫量が追い付かないことに拍車をかけている状況です。

こうした背景の中、ベトナム北部で昔、台湾の業者が麻竹を植え付けた産地が注目されています。長年特に管理されておらず株も痩せていますが2年3年と管理を行う事で良質の麻竹が収穫できるようになるでしょう。また、ミャンマー、タイ、ラオスの一部地域に自生している麻竹の亜種、近種や赤道にほど近い東南アジアの一部地域で食されている麻竹の亜種、近種もメンマとしてのポテンシャルを秘めた竹も数多く存在しており弊社では商品開発を進めております。
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